子育ての社会化へ

子育ての問題が話される時、昔は大家族で、地域のつながりがあり、親戚や近所など地域で子育てをしていたと言われる。

ひとり親、共働き、そして専業主婦も、子育ての状況が楽かとか、難しいかとかではなく、もう全部社会で面倒みましょうよ。

待機児童問題で、点数をつけて保育園に入れられる家庭を選別しなければならない行政の人も大変でしょう。

「誰でも利用できる」

それが社会でする子育て。

日本社会のしくみ

最近読んだ本の投稿ばかりですが、通勤の往復1時間で年間100冊近く読めていた頃から10年振りにまた本を読める時間ができ、いい本に出会うとこれまでの経験に基づいた考えなどが整理されます。

小熊英二著「日本社会のしくみ」表紙の画像

新卒一括採用、定期人事異動、定年制など「日本の働き方」を目の前の事象としてのみ捉えるのではなく、これまでの来し方を知ることで、これから先を見据えることができそうです。

高校進学率、大学進学率、そしてそれらの卒業生の数が、企業の”Workforce strategy”に大きな影響を与えてきたというのも面白かった。

Work Rules!

ついに読み終わった!

ここ数年で経験した人事の様々な変化はここから始まっていました!

とても納得のヒントがいっぱいですが、今からこれを真似してもダメで、そのエッセンスを向こう5-10年にどう反映するかが大切に。

セラピーとケア

「居るのはつらいよ」の表紙画像

物語と理論を上手に行き来するストーリーで、色々考える刺激があり、読み応えのある良著でした。

本著とは全く異なるコンテクストですが、組織も兎角「セラピー」(私なりの置き換えは「問題解決」)がもてはやされ、「ケア」(同、「助け合い」)はあまり陽が当たらないかもしれませんね。

セラピーとケア、両方できて、上手に使い分けられるようになりたい。