子育ての問題が話される時、昔は大家族で、地域のつながりがあり、親戚や近所など地域で子育てをしていたと言われる。
ひとり親、共働き、そして専業主婦も、子育ての状況が楽かとか、難しいかとかではなく、もう全部社会で面倒みましょうよ。
待機児童問題で、点数をつけて保育園に入れられる家庭を選別しなければならない行政の人も大変でしょう。
「誰でも利用できる」
それが社会でする子育て。
私が人事部 / I am your Human Resources
人事部いりますか?/Do you need HR?
これまで全く考えたこともなかった「フリーランス」という働き方。
少し前に公表された、一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書 2019」を読んでみました。
フリーランスと会社員を比較すると、エンゲージメント、専門性コミットメント、キャリア自律のいずれもフリーランスが高い。
フリーランスになって、会社員時代に比べて、人脈、スキル/経験、満足度、生産性、自由時間が増え(上がり)、働く時間とストレスが減った。
フリーランスの課題は社会保障や安定した収入
といったところが印象に残りました。
私の場合は会社員時代から仕事に対する満足度や生産性が高く、働く時間は自分で調整でき、ストレスも感じなかったのは相当恵まれた環境で、すでにフリーランスでしたね。
必要な手続きがいくつかあり、久しぶりに銀行の、窓口に行きました。
窓口のあるフロアに行くと、まず50代くらいの男性数名に笑顔で迎えられ要件を尋ねられる。
5つくらい並んだ窓口は40代から50代と見られるベテラン女性たちがテキパキと顧客をさばく。
よく見ると女性の傍らで熱心に指導を受ける若い男性。
窓口の背後に目を向けると30−40人くらい、主に女性がひっきりなしに動いている。その中にはユニフォームを着ていない派遣社員と思しき若い女性も。
そして遥か遠く、一番奥に鎮座するはこのフロアの長であろう50歳前後の男性。
入行後、数年の単位で担当業務や支店を変わり、一定の年齢になると上長となり、そして50代も後半に入る頃にはフロアやATMの前で顧客対応をする男性たち
同じ支店で、同じ業務を長く続け、その間に知識や経験のない若い行員が入れ替わり立ち替わり通り過ぎるのを見守る女性たち
変わりゆく景色の中に、総合職の男性、一般職の女性という構図の名残が今も見られる銀行という場所
支店の統廃合や人員の大幅削減など、大きな変化が起きている銀行という業界は5年後、10年後にどんな景色になっているのだろうか。
私、最近ちょっとしたGoogleブームです。
そんな私が気になっていた、Googleが提供する無料のオンライントレーニン「はじめての働き方改革」を受講しました。
https://www.udemy.com/share/1014mEBkYZdFZUTX4=/
第2章「テクノロジーとオペレーションで働き方を変える」
サイコー!
私にとって目新しいものは議事録の同時編集くらいでしたが、働き方改革で何をやっていいかわからない組織では、とりあえずコレ(楽しく!)やってみようよと言いたい、simple & just do itな内容です。
第2章がすぐできるテクニックなのに対して、第3章「イノベーションを加速するカルチャーを育む」は、その根底となる組織カルチャー醸成について。
一見働き方改革と関係ないようで、こういうカルチャーを育む仕組みがないと働き方改革は起こらないという重要なパート。
やるなGoogle、なトレーニング構成。
例えばチームでこのトレーニングを受講して、理解して、実践すれば、人事コンサルタントとかいらない…。
育児休業から復職した2008年4月から「わたし、定時に帰りました。」
毎日保育園にこどもを迎えに行くために定時で退社する。
朝、保育園に預ける方は、仕事が待っているのにこどもにグズグズされると、イライラするのでお迎えの方が楽だった。
お迎えはやり残した仕事を思い出し、お腹が空いてきて、なかなか帰ろうとしないこどもにイライラする。
一日こどもたちの相手をして疲れているはずなのに、笑顔でこどもの様子を話してくれる保育士さん。
同じようにギリギリで仕事を終えて迎えにきて、保育士さんの話を熱心に聞く親たち。
そのうちこどもも、帰り道、夕食の時、その日あったことを話す。
定時までという限られた時間の中で、より速く走り、より遠くへ行く。
どうでもよい仕事はサラッと捨て、しなければいならない仕事は「本当にしないとダメ?」と一晩放っておき、やりたい仕事なのに退社する5時30分が来てしまったら「ウォー!」と叫ぶ。
そんなふうに切羽詰まっていると、部下は近寄り難きオーラに後ずさりし、同僚は近寄って来ず、しまいには上司まで「もう帰る時間ね」と席まで来たのに遠慮する。
必要なものまでこぼれ落ちていたのか、必要なものだけにそぎ落とされたのか。
こんな働き方でも会社から様々な挑戦を与え続けてもらえ、何よりも部下からのフィードバックで「上司が定時に帰ると帰りやすいので続けてください」と応援してもらえた。
仕事にやりがいがあり夢中で、部下を持つようになったような働き盛りの男性が、こどもが生まれたらみな当たり前のように「わたし、定時で帰ります。」という組織はどんな組織に、そしてどんな社会になるのだろう。
(注)「わたし、定時に帰ります。」は今晩10時! 「わたし、観たことありません…。」