働く人たちのいろどり

必要な手続きがいくつかあり、久しぶりに銀行の、窓口に行きました。

窓口のあるフロアに行くと、まず50代くらいの男性数名に笑顔で迎えられ要件を尋ねられる。

5つくらい並んだ窓口は40代から50代と見られるベテラン女性たちがテキパキと顧客をさばく。

よく見ると女性の傍らで熱心に指導を受ける若い男性。

窓口の背後に目を向けると30−40人くらい、主に女性がひっきりなしに動いている。その中にはユニフォームを着ていない派遣社員と思しき若い女性も。

そして遥か遠く、一番奥に鎮座するはこのフロアの長であろう50歳前後の男性。

入行後、数年の単位で担当業務や支店を変わり、一定の年齢になると上長となり、そして50代も後半に入る頃にはフロアやATMの前で顧客対応をする男性たち

同じ支店で、同じ業務を長く続け、その間に知識や経験のない若い行員が入れ替わり立ち替わり通り過ぎるのを見守る女性たち

変わりゆく景色の中に、総合職の男性、一般職の女性という構図の名残が今も見られる銀行という場所

支店の統廃合や人員の大幅削減など、大きな変化が起きている銀行という業界は5年後、10年後にどんな景色になっているのだろうか。

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