グローバルプロジェクトでの「グローカル」視点/A “glocal” perspective on a global project

日本代表チームの躍進で注目されているラグビーW杯2019。チームの合言葉は”グローカル”(NHKのサイトより)

「グローバル」(Global) X 「ローカル」(Local)という造語

人事エリアでよくあるglobal projectは、最近HCM(Human Capital Management)と呼ばれるもの。Workdayのようなcloud-based solutionを導入して、入社から退職までのemployee journey、talent managementやsuccessionなど人材マネジメント、給与や勤怠などを”global”で展開しようというプロジェクト。

こういうプロジェクトを進めていると、「グローカル」という言葉が何度も頭をよぎります。

部長職くらいの、一定職位以上のtalent managementやsuccession planは、日本の人材、アメリカの人材、中国の人材といったローカル視点ではなく、「グローバル」人材として一元管理する必然性がある。

一方で、給与、社会保険、勤怠などはそれぞれの国での法規制や方向性があり、”global solution”という単一のシステムで対応するのは難しく現実的でない。

「グローバル」がいい分野と、「ローカル」がいい分野が、共存し、隣り合って一つになるグローバルプロジェクトでは、「グローバル」か「ローカル」かという二者択一ではなく、まさに「グローカル」な視点で最適を選ぶのがプロジェクトの妙味ですね。

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